専門書ではありません。エッセーです。
仕事に活かすため、また自身を振り返るためとアダルトチルドレンに関する専門書を読んできましたが、この本はそういう気持ちで手に取るとがっかりさせられてしまいます。アダルトチルドレンに関するエッセーだと思うとフムフムと読み進められますが、専門的な解釈を求めて読むと非常に落胆するでしょう。事例も少なく著者の主観で解釈しているのみであり、根拠はありません。社会心理学を学んだ方ならばもっと書きようがあるのでは?と疑問を抱かざるを得ない解釈も多々ありました。残念です。
頭の良さゆえ...?
「あなたの不満は分かった。で、どうしたいの?」というのが率直な感想です。 内面に立ち返るでもなく、本人の不満を過去に、親子関係に凝縮してしまうのは危険だなと感じました。頭の良い人にありがちなのかな。もっと違う捉え方ができると、「たいしたことない」事実が分かるんじゃないかな。要は心のありかた、自分の生き方に責任を持てる生き方をすればいいだけで、周囲に原因をつきつけるのはちょっと違うなと思いました。 読んでて、こちらがもやもやした感じかな。ある意味反面教師的に参考になりました。
自分のことのようでした。
たくさんのアダルトチルドレンについて書かれた本の中で、自分自身の体験として作者が素直にわかりやすく語ってくれている本に初めて出会いうれしくなりました。『よい母』に育てられた子供は生きづらさを強く感じていても、他人には理解されないことが多いと思います。「貴方のお母さんは立派ね。感謝しなさいよ。」「よくしてもらって何の文句があるの?」そんな言葉でさらにせめられます。そんな誰にも理解されない気持ち、自分の中でもんもんとしていたものを適切な言葉で表現してくれ、読んでいて涙が出ました。
あまりにも不満ばかり
自分が幼い娘だった頃の娘と母。そして、今、母の自分と娘。自分の娘時代が現在の自分、娘の母親をつくりあげている。過去に起こってしまったことはもう変えることはできない。さて、これからどうしたらいいのだろうか、という、問題を抱えた時に手にした本だが、あまりにも作者の母親への不満が全編にわたり、がっかりした。もう少し他の事例も加えるとよいのかもしれない。 個人的には、Mothers Who Drive Their Dughters Crazy 著者Susan & Edward Cohen 日本語版では「娘をいらいらさせるおっせかいは母親たち」鈴木秀子(訳)の方がずっとおもしろくて、役立った。また、父、母、子、夫婦等々、家族関係が個人の形成に非常に深く関係し、自立した個人として生きていくうえでの家族のあり方を追求した「家族関係を考える」河合隼雄著(講談現代新書)は、もう一度家族を見直すことのできる素晴らしい本である。もう少し元気が出てきて、私もがんばるぞ〜!という励ましがほしいなら、「前田義子の強運に生きるワザ」前田義子著が一番。「フォクシー」のオーナーデザイナーの著者が実践する生きる技。しかも強運をつかんで生きる技。どんな本を読んでも結局は、自分。自分しかない。いつも自分にもどってくる。勇気をもって、未知の事や自分以外の人物からの恐怖???おびえず、本当の自分を偽ることなく、生きていくしかない。The Courage to Be Yourself by Sue Patton Thoele がおススメ!!
涙がでました
他人はどうかわかりませんが私には ひとつひとつの話がそれじれ心に突き刺さり 涙がでました。自分自身もいわゆる良い母親に 育てられ、家族に不満もなく優等生できたはずなのに 気がついたら自分というものがなくなっていました。 そして未だに母の支配を受けている自分に気づき 愕然としました。表面上は問題なく見えるだけに 気づかずにいたらとても怖いこと だと思います。 自分が言葉で説明できなかったもやもやを すべて表現してもらったようでした。 同じようにこの症状の可能性のある人にできるだけ読んでもらい、 自分を見つめなおす良いきっかけになってもらえればと 思います。
学陽書房
生きづらい母親たちへ―アダルトチルドレン、依存症のセルフヘルプ・グループ 「アダルト・チルドレン」完全理解 アダルト・チルドレンと家族―心のなかの子どもを癒す アダルト・チルドレンという物語 (文春文庫) 家族依存症 (新潮文庫)
|